トランプが与える「夢と希望」

 

アメリカ大統領選で、ドナルド・トランプが勝利した。

 

冒頭からはっきりいえば、自分はトランプ支持では決してない。

トランプはバカでracistだ。それ以外の何者でもない。

いまだにヒラリーが勝てばよかったと思っているし、トランプ以外であれば民主党候補のだれでもよいとさえ思ってしまう。

ヒラリーのほうが票を獲ったのに、トランプが勝ってしまったことにも納得がいかないほどトランプfuckoffだ。

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そして選挙・政治分析については、きっと政治学者がそれぞれ持論を持ち出だすだろうけど、今はなんとなく思ったことがある。

 

 

ヒラリーにあってトランプにないものは、たくさん思い付く。

 

だが、ヒラリーになくてトランプにあったもの。

これを独断と偏見で、自分が思っていたことを書いてみようと思う。

 

 

トランプのような人種とか性別とか、そういう前時代的な価値観を持ち出すアメリカ人っていうのが一定数いるのは知っている。アメリカは田舎にいけばいくほど白人至上主義は色濃く残っている。アメリカに行った時にもそれは強く感じた。

 

そういう層は最初からトランプ一択だ。

彼らはヒラリーのようなリベラリストなんか吐き気がするのだろう。

日本にもいるっしょ?そういう人たちって。。

 

だがそれだけでは絶対に説明がつかない。現にトランプが勝っているということからも。

 

 

トランプにあったもの、それは「夢と希望」だと思う。

 

 

アメリカという超格差社会に生きていて、失われるもの。

正規雇用ですら不安定就労で、あらゆる局面で金持ちに優しく、庶民に厳しいアメリカ社会で労働者が一番失うもの。

 

それは、誇りのようなものではないか。

と最近思う。

 

普通に生きていて、なんとなーく時代の閉塞感がアメリカ全体を覆う中、

自分の仕事にすら誇りに思えない、

なんのために働くのか、

なんのために生きているのか、

自分なんてちっぽけなんだ、

と思ってしまうっていう労働者の感覚、恐らくヒラリーには理解できない。

 

この感覚を理解できるのが、むしろ政治経験のないトランプの方だ。

 

 

労働者は負け組じゃない!!

労働者のために!!

偉大なアメリカをもう一度!!

これを人口の最大派閥である白人労働者階級に共有できさえすればよい。

労働者の誇りに訴えかける力強い演説は、アメリカ中にものすごい「夢と希望」を与えてくれたと思う。これは聞きながらほんとうにそう思った。

 

 

一方のヒラリーは、リベラルな価値観を説いただけだ。(正しいのだが)

富裕層にも労働者にもいい顔をして、結果的に労働者の味方という判断は下されなかった。

 

ヒラリーは強すぎた。

ヒラリーのように人種による差別のない~のようなことを堂々と言える人は自己肯定感の強い人なんだと思う。

人は弱い。

黒人が経営者だったり大統領だったりすると、あいつらこの前まで私たちの奴隷だったのに~と人は本気で思ってしまう。

隣の芝生が青くみえるし、大きい芝生が自分より身分が低いやつだと妬ましいんだよ。

 

 

トランプの主張は端的に労働者の側に立っていた。そして労働者に誇りを取り戻し、「夢と希望」を与えてくれた。

だがそれは決して現実的な政策において労働者の味方というものではない。

主張の本質はracismというトランプの本懐へと回収され、歪曲される。

 

トランプは隣の芝生を攻撃したに過ぎない。

ナチがそうであったように。

 

 

せっかく手にしたオバマ路線というアメリカ史的な、人類史的な進歩を投げ捨て、暴言演説にあったような、人種や性別による分断を扇動するのなら、それは後退に他ならない。

 

アメリカ民主党よ、ひいては共和党よ、二大政党の看板を背負ってきたからこそ、向くべき方向は労働者しかないのではないか。

人種や性別といった先天的に変えられないものを理由に差別がおこなわれることは、国家最大の恥ではないのか?

 

今、全米で反トランプデモが勃発している。

大統領選直後に反政府運動とは驚きの連続で、任期まで大統領もつのか?とも思えてきた。

 

 

自由の国アメリカよ、

Fight for liberty」!!

 

 

 

 

 

 

 

グワシ😺